OM-5は愛着が沸く写真機
最近僕のブログは、OM5とマニュアルレンズの話題ばかりになっているが、OM-5と一緒に日常生活を過ごすことで見えてきた写真を撮ることへの楽しさを改めて感じさせてもらっている気がする。
この感覚はすごく懐かしくて、僕がまだ10代のときフィルムカメラ(当時はNikon FM10)の勉強中で、奇跡的にステキな1枚が撮影できたことに目を輝かせ写真を撮ることにワクワクしていた頃に近いものがあった。
そんな初心の頃を思い出させてくれているOM-5が余計に愛着感を増幅させている気がする。
千葉の小湊鐵道(五井〜養老渓谷)の旅
さて、今回は幼少期からの親友と一緒に千葉へ旅に出ることにしたのだ。 以前書いた都電の記事と同じく、レトロな風景を求めた先が、今回は千葉県の小湊鐵道だったのである。 いつもどおりまずは撮影してきた全写真をどうぞ。
今回の装備も35mm F1.6一本で
今回せっかくの遠出の旅となるため、色んなシーンに合わせられるように各種レンズを持って行こうと思っていたのだが、やはりノスタルジックな風景を一番演出できるのはCCTVしかないだろうと、結果的にCCTVレンズ一本で撮影してきた。
今回旅で出会ったものたちを紹介

早速五井駅に到着し出迎えてくれたのは、クリーム色と赤の可愛らしい車両、そうこれが今回楽しみにしていた小湊鉄道(こみなとてつどう)である。
小湊鐵道は今年でなんと100周年! 地元有志数人が「近くの人を喜ばせたい!」の一心で創立し1925年から始まっている。大正時代から走り続けている歴史を年季の入った車両が物語っている。


JR五井駅から小湊鉄道のホームは直結しているのだが、運行が1時間に1本程度なので、ゆったりとホームで待っているのも良いのだが、五井駅から出るとすぐ隣にあるこみなと待合室という場所もなかなかオススメである。



ジビエドッグとコーヒーのセットを注文し、窓際からゆっくりと小湊鉄道を眺めるのも静かに時間が流れており、焦らず旅をするという心に切り替えてくれるように感じる。




発車までは少し時間もあったので五井駅周辺の散策もしてみたが、ノスタルジックな風景が所々にあり、僕の理想の景色が広がっていた。



五井駅で、一日フリー切符(大人2,000円)を購入するのが一番良いだろう、ところどころ降りては次の列車が車で近くを散策するのもよし、次の駅まで歩いてみるのもよし。 ↑写真は馬立駅、写真から見てもおわかりいただけると思うがノスタルジック代表と言っても過言ではないくらいのステキな駅舎である。

揺れる車内から進行方向の窓を見ると、一本の線路がまっすぐと田畑の間を通っている、ガタンゴトンという昔懐かしい列車の音とディーゼルで走行するエンジン音が心地よい。




馬立駅の次に駅になる上総牛久(かずさうしく)駅で下車し、上総鶴舞(かずさつるまい)駅・上総久保(かずさくぼ)駅を散策しながら移動した。

カメラの設定だけして友人に渡し撮影してもらった一枚。 なんだかこの一枚で自分が本当にノスタルジックな旅に出ていることを改めて実感できる。




駅と駅の間も気をつけて探せばステキな風景が広がっている、理想の風景を理想の色味で撮影できる。やはり今回はCCTVレンズで正解だと思った。

上総久保(かずさくぼ)駅から再び列車を待つことにした、次の列車までは15分ほど、誰もいない駅でのんびりと過ごす時間もまたステキである。






列車に乗り込み、今度は終点の養老渓谷駅まで電車に揺られる。 駅に着きたび乱暴に開閉されるドア、乗車すると切符の確認に来てくれる車掌さん、昔の列車には必ずあったドア横の鏡広告、すべてが懐かしく時が止まっていた。








養老渓谷駅に着いたらそのまま折り返し列車で引き返す人も多かったが、僕らは少し探索してみることにした。

昨年旅をした栃木県の景色と似たものがあったが、すべてにおいて懐かしさと哀愁のある景色が広がっていた。


小一時間ほど一周してきて駅へ戻ると、人はほとんどおらず、帰りのダイヤを確認すると、なんと1時間30分後に最終列車が来るという。 1時間30分後というのも驚きだが、なにより最終列車だったということに怖くなった(笑)あやうく最終列車を逃して寒空の下、野宿をするところだった。

夕空の向こう側から最終列車が迎えに来た、車内灯がうっすらと光る夜の小湊鉄道もステキな世界観を放っている。

最終列車に乗り込み五井駅へ、日が落ち続けて暗くなる様子と一緒に電車に揺られ続ける。

僕の好きな旅の仕方は、あてもなくフラフラと歩き回ることだから、家族の中に理解者がいるわけでもなく、独り旅も嫌いではないがどことなく寂しい、そんなあてもない、目的地もないような旅にいつも付き合ってくれる親友には本当に感謝している。
今回も記憶に残りそうなノスタルジック風景をOM-5に納めることができて、最高に楽しい旅となった。
小湊鉄道公式HP:https://www.kominato.co.jp/


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